皆様こんにちは。
名古屋市東区泉にある、おとなのフェムケア(膣ほぐし)専門サロン、I-sEE salon(アイシーサロン)オーナーセラピストの紗代子です。
誰かに抱きしめてほしい。
そう思う夜があることを、あなたは誰かに話せますか。
恋人がほしいのか。
セックスがしたいのか。
ただ、誰かのぬくもりの中で安心したいのか。
自分でも、うまく説明できない。
今回は、そんな思いを抱えてお越しくださった、53歳のM様のお話です。
性交経験のない、おとな処女の女性。
けれど、ご相談の中心にあったのは、経験の有無だけではありませんでした。
「性欲に振り回される」と思っていた、その奥に
ご来店前、M様は、ご自身の性欲に戸惑い、どう向き合ったらよいのかわからないと感じていらっしゃいました。
でも、カウンセリングでゆっくりお話を伺うと、そこには、ひとことで「性欲」とは括れない思いがありました。
大切なご家族を見送り、いろいろな苦労を経て、ようやく自分の好きなことを楽しめるようになった。
日々に楽しみもある。
自分なりに、これからを生きようとしている。
それでも、ふと夜、一人になると、無性に寂しくなる。
誰かに抱きしめてほしい。
ぽっかり空いた場所を、何かで埋めてほしい。
それが性欲なのかどうかも、よくわからない。
私は、その思いに名前なんて必要ないと感じました。
寂しさなのか、触れられたい気持ちなのか、性的な欲求なのか。
いくつかの思いが重なっていることもあるでしょう。
大切なのは、私が答えを決めることではなく、ご本人が、自分の中にあるものを少しずつ確かめられることです。
「50代で処女なのは、私だけ?」と検索する夜に

どうしたらよいかわからず、M様はインターネットで処女率などを調べ、その中でアイシーサロンを見つけてくださったそうです。
「50代 処女」
「性交経験がない」
「おとな処女」
そんな言葉を、人には見せない検索窓に入力している方もいらっしゃるかもしれません。
自分と同じ人はいるのだろうか。
相談しても、驚かれないだろうか。
数字を知りたいようで、本当は、自分の居場所を探していることもあるのだと思います。
けれど、どんな割合が出てきても、それであなたの価値が決まることはありません。
性経験がないことは、身体に欠陥があるという意味ではありません。女性として未完成であるという意味でもありません。
経験がある人にも、ない人にも、それぞれの人生があります。
その背景を知らないまま、「普通は」と誰かを測ることを、私はしたくありません。
おとな処女のフェムケアは、「処女を卒業するため」だけではない
おとな処女の方がフェムケアや膣ケアを受ける。
そう聞くと、初めてのセックスに備えるため、と思われるかもしれません。
もちろん、将来の性交痛が心配、触れられることが怖い、自分の身体を知っておきたい。そうしたご相談もあります。
でも、パートナーがいることも、性交を予定していることも、ケアを考える条件ではありません。
今の自分の身体に目を向けたい。
誰にも言えなかったことを話したい。
これからは、自分をもう少し大切にしたい。
それだけでも、十分なきっかけです。
性交経験を持つことを、ゴールにしなくていい。
誰かに受け入れてもらう前に、自分自身を置き去りにしないこと。私は、そこにもフェムケアの大切な意味があると思っています。
「ちゃんと聞いて下さったことが嬉しくて」
初めてお越しくださったM様は、とても緊張されていました。
翌日、こんなメッセージを送ってくださいました。
「昨日はとても緊張していたのですが、丁寧に緊張をほぐして下さって、何より誰にも言えなかった悩みをちゃんと聞いて下さったことが嬉しくて、カウンセリング中泣きそうでした」
この言葉が、私にはとても嬉しかったのです。
性についての相談は、きれいに整理してから話さなくてもいい。
途中で言葉に詰まっても、自分でもよくわからないままでも、構わないのです。
身体の話をしていたはずが、家族の話になったり、これまで我慢してきた気持ちに触れたりすることもあります。
そこには、その方が生きてきた時間があります。
私は、膣だけを見るのではなく、その身体で今日まで生きてきた方のお話を、大切に聞きたいと思っています。
初めての膣ほぐしと、自分の身体を知る時間

M様は、施術についても、こう書いてくださいました。
「施術も、全身丁寧にほぐしてもらい、それでも少し緊張してましたが、初めての膣ほぐし、抵抗なく受けることができました。」
初めての場所で、初めてのケアを受ける。
緊張があるのは、不思議なことではありません。「緊張しないで」と言われて、すぐにほどけるものでもないでしょう。
だからこそ、何が不安なのか、どんなことを知りたいのかを、言葉にできる時間が大切です。
そして、今回のご感想の中で、私が何度も読み返したのが、この一節でした。
「今まで向き合ったことがなかった膣の状態やセルフケアについて丁寧に教えてもらい、これからは自分の女性性も大事にしていこうって、自分のことが愛おしく思えて不思議でした」
「自分のことが愛おしく思えた」。
誰かから綺麗だと言われたからでも、性交を経験したからでもありません。
自分の身体を知り、気持ちを話した時間の中で、M様ご自身が感じてくださったことでした。
女性性は、誰かに証明してもらうものではない
私がここでいう女性性は、誰かに好まれる振る舞いや、性的な魅力の点数ではありません。
自分が何を感じるのか。
何が心地よくて、何が嫌なのか。
本当は、どうしてほしかったのか。
そうした自分の感覚を、自分が大切にすることです。
抱きしめてほしいと思ってもいい。
恋を望んでもいい。
一人で過ごす時間を選んでもいい。
そのどれかを選ぶことで、女性としての価値が増えたり、減ったりするわけではありません。
M様は、帰宅後の身体の温かさや、鏡を見たときの印象の変化も伝えてくださいました。そして、こんな言葉で気持ちを表してくださいました。
「重かったものが吹っ切れて軽くなった感じがして、とても楽になりました。本当にありがとうございました」
これは、M様個人の感想です。膣ケアによって寂しさや喪失感が解消される、ということではありません。
ただ、自分を愛おしく感じられたその時間を、私は大切に受け止めています。
膣の不安や性交痛は、無理をして確かめなくていい
性交経験がない方の中には、挿入への不安や、初めての性交痛を心配される方もいらっしゃると思います。
でも、未経験だから必ず痛い、と決まっているわけではありません。
痛みを我慢して経験することも、無理に何かを挿入して確かめることも、必要ありません。
膣や外陰部の痛み、続くかゆみ、出血などがある場合は、自己判断でケアを続けず、婦人科へご相談ください。
サロンでのフェムケア(膣ほぐし)は、医療による診断や治療の代わりではありません。身体の不調と、安心して話せる場所を求める気持ち。その両方を大切にしていただきたいと思います。
名前のつかない思いのまま、お越しください

今回、M様が見つけてくださったのは、「処女を卒業しなければ」という答えではなく、自分自身を大切にするきっかけだったのかもしれません。
53歳。性交経験はなくても、人生の経験は、確かにその方の中にあります。
あなたの人生は、経験する日を待って始まるものではありません。もう、今日まで続いてきた、大切な人生です。
その上で、これからどうしたいのかを、自分で選んでいい。
夜、誰かに抱きしめてほしくなる。
自分の膣や身体のことを、少し知りたくなる。
そんな思いを、年齢を理由になかったことにしなくていいのです。
名古屋のI-sEE salon(アイシーサロン)は、フェムケアや膣ケアを通して、自分の身体と気持ちに向き合いたい方をお迎えしています。
上手に説明できなくても大丈夫。
名前のつかない思いのまま、まずはお話を聞かせてください。
※ご紹介した内容はお客様個人の体験・ご感想をそのまま載せさせていただいております。素敵な感想をありがとうございました。
