第22回 女の顔は領収書。膣も同じ。──50代・60代の膣ケアで差がつくフェムケアの現実

「わたしなんて、もう年だから…」

そう思ったこと、ありませんか。

口には出さなくても、鏡を見たときや、ふとした瞬間に、心のどこかでそうつぶやいている。

40歳になった頃の私は、まさにそうでした。

50代、60代になったら、どうせ見せられる身体でもないし、誰かとそんな関係になるなんて想像もできない。

いわゆる「女性としての役目は終わるもの」だと、どこかで思い込んでいました。

でも、この仕事をして、その考えは完全に変わりました。

現実は、まったく違います。

実際にお越しくださる50代、60代の女性たち。
本当に美しいのです。

無理に若く見せているわけでもない。高価なものに頼っているわけでもない。
ただ、整っている。

肌はしっとりとしていて、キメが細かく、触れたら吸いつくような質感。
ハリがあって、やわらかくて、そして、ちゃんと色気がある。

「更年期だから」
「年齢だから」

そう片付けられてしまいがちな身体の変化も、
実際にはケア次第で印象は大きく変わります。

そして、驚いたのは、見えない部分(デリケートゾーン)でした。

外から見える部分は、とても丁寧にケアされている方がほとんどです。
保湿もされていて、清潔感もあり、いわゆる“きちんと整っている状態”。

ただ唯一残念なのが、
膣の内側は、こわばりがあり、うまく動いていない状態でした。

意識の高い方々ですが、どんなケアをしたらよいかわからなかった。
というのが、実際のところかもしれません。

その結果として、

硬さがあったり、
反応が弱くなっていたり、
「性交痛がある」
「挿入がつらい」
「しばらく使っていなくて不安」

そういったお悩みを抱えていらっしゃる方が、とても多いのが現実です。

50代・60代の女性に多い「膣の乾燥」や「性交痛」といった悩み。

でも、それは“もうダメ”なのではなく、
ただ、これまで知らなかっただけ。

「どうにかしたい」

そう思って来られる方がほとんどです。

ただ、この場所は自分でのケアに限界がある場所です。

もちろん、外側の保湿やセルフケアで整えられる部分もあります。
けれど、奥にある硬さや、深い部分の反応までは、自己流では届かない領域がある、ということです。

だからこそ、プロの手で整える意味があります。

何もしなければ、そのまま硬くなっていくだけ。

年齢のせいにして見ないふりをしている間にも、身体は静かに変化していきます。

けれど、手をかけ始めた方から、
ちゃんと変わっていきます。

一度の施術でも、違いを感じてくださる方が多くいらっしゃいます。

そして、回数を重ねるごとに、
硬さがやわらぎ、
内側の反応が変わり、
潤いが戻っていく。

「あれ、身体の感覚が軽い」
「締まっていくのがわかった」
「なんだかふわっとしている」
「感じるってこういうことなんだ」

ご本人が一番、驚かれます。

女の顔は領収書、と言いますが、
膣も、まったく同じです。

どれだけ自分に手をかけてきたか。
どれだけ自分を大切にしてきたか。

その結果が、そのまま現れる場所です。

何もしなければ、何も起きない。
でも、手をかければ、ちゃんと応えてくる。

膣は、外見以上に正直かもしれません。

更年期以降や閉経後の女性に多い膣の変化も、
フェムケアや膣ケアによって印象は大きく変わります。

ただし、変わる人には共通点があります。

自分の身体を、もう一度ちゃんと見ようと行動した人。
恥ずかしさよりも、未来の自分を選んだ人。
そして、自分に必要なケアに、きちんと時間とお金をかけた人です。

施術をさせていただく中で、

「私もこんな60代になりたい」

そう思わせてくださる方が、本当に多くいらっしゃいます。

年齢ではなく、どう積み重ねてきたか。

それが、すべてなのだと感じます。

50代、60代はもちろんですが、
40代から取り入れ、整えていくことで、

その先の自分は、まったく変わります。

「こんなおばさん、抱いてくれるのかな」

そう思っていた方が、

「まだ、大丈夫かもしれない」

そう思えるような自信が、少しずつ戻ってくるのです。

あなたが望む身体の反応が、当たり前のように戻ってくる。
そして、自信が芽生えます。

自信が生まれるから、自分を愛することができる。
だからこそ、誰かを愛し、愛される。

膣も、領収書です。

どれだけ手をかけてきたか。
どれだけ自分に向き合ってきたか。
どれだけ、自分を後回しにしなかったか。

そのすべてが、残ります。

フェムケアや膣ケアは、これからの女性にとって当たり前の選択になっていきます。

顔に手をかけるように。
髪に手をかけるように。
肌に手をかけるように。

見えないけれど、本来いちばん丁寧に扱われるべき場所。
そこにこそきちんと手をかける。

それが、50代・60代からの女性の美しさをつくっていくのだと思います。

もし今、「わたしなんて」と思っている方がいらしたら。

それは終わりではなく、まだ知らないだけです。

整えれば、変わる。

そして、

「まだ、いけるかもしれない」

そう思えた瞬間から、すべては変わり始めます。

これからどんなふうに自分に手をかけていくのか。

私自身も40代として、そう感じています。

その積み重ねは、これからの自分に静かに残っていきます。

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